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【Googleマップ】ルート検索②「地図からルートを検索をする」


前回は出発地と目的地を入力してルート検索を開始する、「目的地までのルートを検索する」方法の解説でした。
今回は「地図からルートを検索する」方法について解説をしていきたいと思います。
この方法は主に、住所やエリア名などから検索し、地図に検索結果が表示された時や、地図から検索している時に使える方法です。

Google マップを確認しながら、以下解説の手順の通り操作してください。
※前回と共通する解説項目に関して、重複して記載している場合があります。すでに確認されている場合は、読み飛ばしてお進みください。


交通手段の選択について

目的地までのルートを検索したい時、交通手段を選択することは、意図したルートの検索結果を表示する上でとても重要となります。
本来は徒歩で目的地まで向かう予定のところ、交通手段を選ばずにルート検索を行い、自動車を使ったルートが表示されてしまっては、せっかくの検索が残念な結果となってしまいます。
ルート検索結果を表示した後に交通手段を選択することも可能ですが、まずは、どのように交通手段を選ぶことが出来るのか確認してみましょう。

Googleマップで選択できる交通手段のタイプは以下の通りとなります。
目的地までの交通手段が決まっている場合は、なるべく交通手段を選んでルート検索をするようにしましょう。
※地域や交通手段によってはルート検索を利用できない場合がありますのでご留意ください。

また、Google Maps APIを使用してルート案内の機能を実装したい場合は、Google Maps Directions APIMaps JavaScript API のDirectionsService オブジェクトを使用します。
それぞれのDirectionsには交通手段によって定数(TravelMode)が定められているので、合わせて覚えておくと良いでしょう。

名称 Google Map APIで使用する定数(TravelMode) 詳細
DRIVING(デフォルト) 道路網を使用した標準の車のルートです
電車・バス TRANSIT 公共交通機関を使用するルートです
(※可能な場合)
徒歩 WALKING 歩行者専用道路と歩道を通る徒歩ルートです
(※可能な場合)
自転車 BICYCLING 自転車専用道路と優先道路を通る自転車ルートです
(※可能な場合)
飛行機 飛行機を使用するルートです
(※可能な場合)

徒歩と自転車のルートには、明確な歩行者専用道路や自転車専用道が含まれないことがあるため可能な場合のみ選択ができます。
地域によっては公共交通機関の乗換案内が利用できない場合があります。また乗換案内の表示は、現地の公共交通機関によって Google マップに路線情報が追加されていることが前提となっています。
※フライト情報はスマートフォンやタブレットでは利用できません。

では、早速ルートを検索する手順を見ていきましょう。

地図からルート検索をする方法について①

住所検索または周辺スポット検索を行い、検索結果が地図に表示された後、ルート検索を開始する場合の手順となります。 当初は位置情報を調べる目的で検索を開始したものの、後にルート情報も知りたくなった時など、表示されている検索結果からルート検索を開始することができる便利な方法です。

1住所検索または周辺スポット検索をする

まずは、Googleマップの画面左上の「マップを検索する」と書かれた検索ワード入力欄に、住所または周辺スポットを入力し地図上に検索結果を表示させてみましょう。
詳しくは、右記の記事を確認してください。「住所検索と周辺スポット検索について

※Googleマップをイメージした自作コンテンツで操作手順を解説しています。
地図画像の使用については【GOOGLEマップ】 地図の共有、埋め込み方法についてを確認してください。



2ルート検索を開始する

画面左側に検索結果の詳細情報が表示されます。
その詳細情報内には、「目的地までのルートを検索する」方法の時ルート検索を開始した、見覚えのあるアイコンが表示されています。
ボタン下には「ルート・乗換」と記載されているのでとても分かりやすいですね。 Googleマップではこのアイコンが「ルート検索を開始する」ボタンです。しっかりと覚えておきましょう。

それでは、このボタンを選択してルート検索を開始してみましょう。



3出発地と目的地を入れ替える

ボタンを選択すると目的地に検索結果の住所が入力されます。これで検索結果を目的地とすることができました。
そのまま検索結果を目的地としてルート検索を開始する場合は、4に進んでください。
検索結果を出発地としたい場合は、出発地と目的地を入力するテキストフィールドの右側にある「上向き矢印と下向き矢印」のアイコンを選択してください。
目的地に入力された住所が出発地に入力されることが確認できます。

このアイコンは上のテキストフィールドの内容と下のテキストフィールドの内容を入れ替えるという意味があります。
このボタンを選択してどのような動きになるかを確認してみましょう。



4交通手段を選択する

ルート検索の上部にアイコンが表示されているのが確認できます。
左のアイコンから順に「おすすめの交通手段」「車」「電車・バス」「徒歩」「自転車」「飛行機」と並んでおり、アイコンにマウスを乗せる(ホバーする)と、説明が表示されます。
目的地までの交通手段が決まっている場合は、任意の交通手段を選択してください。
まだ決まっていない場合は、「おすすめの交通手段」にしておけば問題ないでしょう。
※交通手段は、出発地と目的地を選択した後でも変更することが可能です。(交通手段が選択可能な場合に限る)



5出発地を決定する

ルート検索開始ボタンより目的地が入力された状態になった後、出発地を決定する必要があります。
「出発地を入力するか、地図をクリック...」というテキストが入っている場所に、出発地を入力してください。もしくは、地図をクリックしてください。
地図をクリックするとクリックした地図の位置情報から住所を取得し入力されます。
※住所から位置情報を取得することを「ジオコーディング」と言い、位置情報から住所を取得することを「逆ジオコーディング」と言います。Google Maps APIではよく使用するので、覚えておくと良いでしょう。

出発地が決定すると、ルート検索結果が表示されます。



地図からルート検索をする方法について②

①の方法は、地図に表示された検索結果からルート検索を開始する方法でしたね。
この②の方法は、地図から直接目的地を決定する方法となります。

まずは、地図に表示された目的の建物や場所をクリックしてみましょう。
すると画面中央下部に、小さな画面が表示され、その中に写真、名称、住所、経度緯度、「ルート検索を開始する」ボタンが表示されていることが確認できます。



この「ルート検索を開始する」ボタンを選択してみましょう。
クリックした地図の場所が目的地として入力されます。
あとは、上記「地図からルート検索をする方法について①」で解説したルート検索と同様に交通手段や出発地を決定してルート検索を開始しましょう。


ルートの詳細を確認する

ルートの詳細は、前回の「目的地までのルートを検索する」で解説していますのでをそちらを確認してください。


今回は、地図からルートを検索する方法の2パターンを解説しました。
目的地から検索する場合と地図から検索する場合では、地図を使う最初の目的が異なっていましたね。
目的の場所の住所や名称が分かっている場合、大体の位置が分かっている場合、近辺のスポットを探している場合と、Googleマップを使う際には様々なシチュエーションがあります。
Googleマップはそのシチュエーションに合わせた使い方ができるように、大変便利な機能が掲載されています。
まずは、どのような機能が掲載されているのかを知り、試してみましょう。

ルート検索には、多くの詳細機能が備わっているので、次回さらに他の項目について解説していきたいと思います。
まずはGoogleマップでルート検索をする方法として、地図からどのように選択することができるかを確認しましょう。



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